身の回りをセキュアに②

2016-11-12


殺人事件や交通事故死、火災や自殺のニュースが増えました。いつも人が死んでしまってから大騒ぎになりますが、そもそも事件や事故というのは既に事が起きてしまった事後のことですから言うなれば「手遅れ」です。
「手遅れ」になる前に手を打つことが一番なんですね。
必ず物事には理由があり意思と動機付けによって行なわれた結果であるため「兆候」が必ずあります。
事前に何かしらの不審サインとしてし現れるぶん、察知が早ければ早期に対策を打ち出しリスク回避可能です。
①認識→②分析、評価→③最適解の叩き出し→④実行
①認識とはそもそも人は目で見た有視界の情報、声といった音声の情報、といった神経を使って脳でそれを情報処理することです。
②分析、評価とは①の認識で得たことを更に深く考える。いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、なぜ、といった5W1Hの法則で事象を客観的に正確に把握し、あらゆる可能性を模索します。
③最適解の叩き出しとは様々な可能性としていくつかのプランが出来あがり更にそれを裏付けした情報の中でより精度の高いものを選びます。
④実行はまさにそれを行動に移すこと。
この意識を身につけるにはお勉強だけでは身につかず単なる教科書になってしまいがちです。
実践してメンタル訓練をするのみです。
オススメは道すれ違う人の一人一人の行き先を想像してみる。情報がおそらく足りません。自然と着衣や表情、しぐさ、手元、等を2秒くらいしか認識する時間が無い中で察知する感度が上がり今迄以上に普段見えないことが見えるようになります。
決して出来ないことではありませんが心の目を開こう、という気持ちで取り組まないと一生身につきません。
これが出来るようになると日常生活の質が高くなります。何故ならば不利益や損害を招くことに直結する要因を事前に回避できるからです。
生活を維持するのに精一杯な将来の夢すら描くことが難しい世の中を生きているぶん、つい無計画に生理的な本能に従い動いていることが多く、何か突発的にやってくるトラブルに対処する備えの意識が欠けているように思います。
私は探偵業やる以前からセキュリティに携わりこのようなことを積極的に学び実践しました。
頭の中で描くことはやる事を理由や動機など裏づけして実行しており、あまり大きなトラブルとは無縁です。トラブルの予兆はゲゲ●のなんとか太郎さんのようにピン、と毛が立つような感じで判るんですよね。
ちなみに「なんだ、そんなの当たり前」と思っている方、本当にそうなら世の中、事件は起きないし後で後悔なんてしないし人に裏切られることも事業の失敗も離婚もありませんから。
意外と出来ていないことなんです。
みなさん是非試してみてください。

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