台風19号の接近に伴い弊社は直ちに業務を中止、その後
10月12日の夜、台風19号の接近に伴い、業務を全て中止しました。
未曾有の大災害になること想定ですので調査員の皆を危険なめに遭わせるわけにはいきません。命を守る行動を各自で、とそこからは私の被災ネタになります。
私が住むのは阿武隈川の河川敷で過去にも沢山の水害に見舞われた地域。
遊水池が設備されたことでだいぶ氾濫も減ったといいますが今回ばかりはそうもいかなかったようで。常識を破る被害がおきるわけですから。
既に強風が吹き荒れる日中のうちに自宅待機。夕方、18時過ぎには河川の水位は水防団待機レベルになり、一気に水位は上昇。氾濫危険水位になる前に避難勧告が出て近くの中学校に避難することになりました。
一夜過ごして13日の朝、自宅周辺の情報収集へ。水没した自宅周辺の区域には水深もかなりあり水流も強く直接は近づけません。
なんとか遠回りして接近に成功しましたが道路が水深2メートルある川になっており、遠くからビデオカメラのズーム機能使い外観からの状況把握のみにしました。
夕方やっと水がひいて自宅の部屋の中を確認することができました。床上浸水は少しありましたが薄く床を水が貼る程度です。
ただ床下の基礎土台枠内に溜まり込んだ水が抜けず土がドロドロで非常に臭い。湿気もひどい。
まあ、このへんは石灰まいてなんとかなりました。
完全に生活空間が復活するまではしばらくかかりそうですが肝心の探偵事務所の機能としてはどうかと言いますとそれほどでもありません。
14日本日から稼働再開しております。12日から13日についてはリスク管理上の業務中止ですので業務から離れ各自の危険回避行動になります。
結果、3割の調査員が河川氾濫の影響で稼働休止しておりますが他とくに被害がなく過ごした人については現場で普通に動いてます。
郡山にある事務所は河川氾濫の影響はとくにありません。
危機管理的な観点から思ったことは皆、命だけはしっかり守ってほしい。堤防がしっかりしてるから大丈夫だ、河川が氾濫したってその時に考えりゃいい、ではダメなんです。
水深がこれだけある水浸し具合いも実は河川氾濫情報をネットで見てるだけでもある程度想定された水深が色分けで出ます。
そこから先読みをしなきゃいけません。まず命を守るには何をすればいいか。何を優先し、何を捨てるか何か惨事が起きる前にちゃんと考えて実行しなければいけません。
全部、守ることは出来ないでしょう。その判断に全てがかかってます。
亡くなった方には申し訳ありませんが命の危険に晒されて生き死にの極限状態におかれるシチュエーション自体、何かの致命的な選択ミスを犯しておりだいたい共通の行動が見られるはずです。
氾濫してから慌てて避難しようとした方もいるんじゃないでしょうか。何もせず自宅で普通に過ごし気がつけば陸の孤島化して動きが取れなくなった人もたくさんいらっしゃるのでは無いでしょうか。
何か起きてからでは遅いし、たとえ水際で食い止めても被害は甚大。
では早めにその危機に対して対策を講じられるような精神的余裕をも持ってみてはいかがでしょうか?家族を、大切な仲間、友人を守るのはあなたです。
普段、周辺の住民さんと関わりを持たない主義のあなたも普段から一声、なんかしらの会話を持ってみたくなるかもしれません。
あなたの存在はあなたの一声で相手に認識され、あなたは周囲を気にするようになり、周囲から身を案じてもらえるようになり、あなたは心がいっぱいいっぱいになる前に助けて、と言えるようになります。困ったことがあって、と相談もできます。
河川氾濫の中、人助けをし、人から助けてもらった探偵は語る。
合同会社アドバンス (ADVANCE探偵調査事務所)
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